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年金制度の仕組み
現在の年金制度は、改訂に次ぐ改訂により複雑化してしまい、一般的に年金の仕組みなどを知らなかったり、勘違いしていることが多いようです。
さらに、近年の年金問題により、さらに複雑に感じられるようになってしまっているのかもしれません。
年金の仕組みを複雑にしている一番の要因は、それぞれの受け取る年金の条件が細かく設定されていることや、それまで払ってきた年金料が複数に別れている為だと思われます。さらに、年金を支払う場合も受け取る場合も「年金」という一つの言葉を利用していることから混乱しやすいのではないでしょうか。
それらを簡略化させることで、年金の仕組みが理解しやすくなるかと思われます。
●受け取る年金
年金の受取方法には「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」という3つの年金が存在しますが、これらは受け取る時点での条件が細かく設定されている為、複雑に感じるものだと思われます。
これらを簡略化すると、下記のように言うことが出来ます。
老齢年金
→ 年金加入者が老齢になった時に生活保障をしてくれる年金
障害年金
→ 年金加入者が障害を負って生活に支障をきたす場合に補償してくれる年金
遺族年金
→ 年金加入者が死亡した際に、その遺族の生活保障をしてくれる年金
●支払う年金
支払う際の年金には“国民年金”“厚生年金”“共済年金”“企業年金”“個人年金”などがありますが、企業年金は、その企業独自の年金の為、個人年金に近い存在だと言えます。そして、共済年金は、公務員を対象とした年金で民間企業における厚生年金に相当します。
国民年金は国民が納めるべき最低限の年金に当たり、“国民の義務”となっている年金です。また、最低限の年金に当たることから「国民年金=基礎年金」と解釈されることもあります。
一方、厚生年金は法人に勤める労働者が加入しているもので、その加入は“企業の義務”になっています。
一般的に、「国民年金に加入」「厚生年金に加入」という言われ方をしますが、「国民年金に加入」しているという事は、基礎年金分を支払っていることになります。
一方、厚生年金は、基礎年金に上乗せされた年金のことを指し、個人年金のように単独で加入することは出来ません。つまり、上乗せ分の厚生年金に加入しているという事は、そのベースとなっている基礎年金にも加入している事になります。
一般的に厚生年金と基礎年金の関係を「二階建て」と言いますが、支払っていた立場が異なることで、プラスα分の厚生年金が加算されているかどうかの違いでしかありません。
つまり、ベースになっている基礎年金さえ理解すれば、その他の上乗せされた厚生年金や企業年金なども理解がしやすくなると思われます。
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